家の購入は何歳まで?タイミングと価格について

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家は大変多くの費用がかかり、長い期間住宅ローンを組んで支払っていくようになります。家を建てる場合の平均年齢は、平成29年度に行われた住宅市場動向調査報告書によると30歳代が最も多いという結果でした。さらに注文住宅を購入する人は30歳未満は10.5%、30歳代が48%、40歳代が約27%となっており、注文住宅においての平均年齢は39.5歳となっています。

30歳代が住宅購入のタイミングとなるのは、住宅ローンを完済できる年齢が関係しています。住宅ローンは誰でも借りられるわけではなく、完済する年齢が決まっており、おおよそ75歳から80歳までです。仮に住宅ローンの支払いが35年とし、70歳までに完済したいと考えた場合は35歳で契約をしなくてはなりません。実際のところ70歳まで働けるかはわからないため、30歳代でもできるだけ30代前半にローンを組みたいと考えるので、このような結果になっています。なお30歳代は家族構成にも変化が生じており、子どもが生まれた、小学校に入学したなどの節目の際に購入することが多いです。

住宅を建てる際の年収や購入価格は、年収では約670万円、注文住宅の平均購入額は4100万円ほどとなっており、貯金など自己資金から賄う金額は900万円程度となっています。平均の返済年数は31年であり、年間では130万円ほどを返済している人がおおいです。大変長い期間住宅ローンを返済していくようになるので、家族で相談をし無理なく組んでいかなくてはなりません。実際のところ、65歳以上で老後の破綻をきたしてしまい、住宅ローンが支払えないケースが増えています。これは生涯その会社で働けなくなっていること、退職金が期待できないことなどが理由です。最悪になると自己破産しなくてはならいため、安易に住宅購入を考えてよいのかも家族で要相談です。

家を購入するタイミングは人によって異なりますが、ある程度の自己資金がないと購入した後が大変になります。子どもにも負担をかけてしまう可能性もあるため、リスクを軽減するには住宅ローンの適正な完済年齢は65歳であり、返済比率は毎月の返済額が年収の20%以下に設定をします。また、自己資金が必要だからといって必要な分の貯金を切り崩してしまうと、子どもが大きくなった時の教育資金が足りなくなり、さらにローンを組む結果となってしまうため、入念な計画をしっかりと立てて、タイミングを計りながら家の購入を検討することが大切です。

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